20
2月

なぜ、あなたのホームページでモノが売れないのか?

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 あなたの会社のホームページでモノが売れない3つの理由

全国各地、様々な業種の方からよく相談を受けますが、集約するとこの3つに分類されます。
共通する前提として以下の2つの要件を適えているとしましょう。
(1)ホームページがあり
(2)コンテンツ内容もしっかりしている

ホームページが存在していない
これは物理的に存在していないという事でなく、インターネットの世界で概念として存在していないという意味です。

例えば、あなたの会社の社名や屋号、URLを直接入力して訪問される方は常連さん=リピーターか、会社関係者しかいません。
ですがあなたは新規のお客様をなんとかネットでも獲得したい。

その潜在的な新規のお客様の中のある人は、まだ見ぬあなたの会社の商品を必死で探しているかもしれない。
そのお客様はグーグルかヤフーを使い、何かのキーワード(コーヒー)または、フレーズ(コーヒー サイフォン)で探す筈です。
その検索キーワードであなたの会社のホームページが目に止まり、クリック、閲覧、納得、注文(または問い合わせや資料請求)という流れが理想形ですよね。
ところであなたの会社のホームページは検索エンジンに登録されていますか?

それでは確認作業です。
グーグルでもヤフーでも構いませんので、どちらか開いて、検索窓に、こう入力してみて下さい。

site:あなたのホームページURL
※ 例えばあなたのサイトのURLが http://www.japan.jpであれば、(site:http://www.japan.jp)

結果はどうだったでしょう?
これはグーグル(ヤフー)に登録されているあなたのホームページの全頁の確認手法です。
あなたの会社のホームページ全体の構成量が100頁であれば、100件登録されているのが大前提となります。
ビジネスブログなど動的ページを組入れ済なら、カテゴリーや月別、タグ別などの組み合わせが生じますので、数百から数千ページヒットするのが前提。
全てヒットしたよ!という方は、この章は関係ありません。
しかし、全部で10ページあるのに、1件しかヒットしていない。あるいは1件もヒットしていないホームページだったのなら・・・
それはあなたのホームページが「インターネット界で存在しない」という悲しい結論です。

どれだけ綺麗なレイアウトでも、素敵な商品でも、他社より破格な値段でも、新規のお客様は永遠に訪れません。
野球に例えると、十分な練習を積んだにも拘わらず、ベンチにすら入れない状態です。

キーワードで表示されない
上の確認作業の結果、とりあえずうちのホームページはほぼ収録されていたよ。という方向けがこの章です。

上の例を再度引用しますが、あなたの商品と赤い糸で結ばれているまだ見ぬお客様はグーグルかヤフーを使い、何かのキーワード(コーヒー)または、フレーズ(コーヒー サイフォン)で、あなたのホームページを探します。

次の確認作業は、あなたがホームページ上で営業をしている商品に関するキーワードを検索してみて下さい。
商品名での検索はダメですよ。(ブランディングが確立されていれば別です)
結果はどうでしたか?
グーグルでもヤフーでも構いませんが、検索結果表示1ページ目に掲載されていない限り、よほど執着心があり探している人以外の目には留まりません。
更に1ページ目で表示されたとしても、表示1位と2位、3位がほぼ同じ内容だった場合であっても、クリック数はケタ違いで違います。

以下一般論ですが、仮に3位表示が一日10件クリックされた場合、同等の内容である2位表示は10倍の100件クリック、1位表示はその10倍の1000件クリックというデータもあるそうです。
(利用者側の立場にある時のあなたの習慣で振り返れば分かると思います)

つまり、1ページ目の上位表示しか見てくれないのが現実。
2:8の法則どころではありません。
あなたの商品に関するキーワード検索で、上位表示されましたか?

更に、メタディスクリプションやページタイトルのライティング内容もクリック率を劇的に昇降させますし、URLのサブディレクトリによる同一キーワード検索制限問題もあります。
インターネットプロバイダーから提供される無料URLや、楽天市場単独出店は致命傷です。
これをご覧になっている方は、ネット経由で営業拡大したいという気概に満ちている方ばかりかと思いますが、こういう問題をホームページ制作会社など外部から指摘された経験はありますか?

これも野球に例えると、1ページ目で表示される他社のサイトが先発メンバーで、あなたは打席に立てないベンチウォーマーだといえます。

ホームページのゴールに問題がある

ホームページにはゴール(目的)があります。画像が綺麗だったりテキストをゴチャゴチャ書いて読み手の琴線に触れようとするのは単なる手段です。
ECサイト(ネット通販)ならゴールは注文ボタンをクリックしてもらうこと。
対法人営業系のサイトなら「資料請求」「見積依頼」「問い合わせ」がゴールです。
数あるホームページの要素の中でも一番大切な箇所なのですが、ここを理解していない人があまりに多いのが実感です。

例えばECサイトなら、注文欄入力のルールが場所によって全角だったり、半角だったり、電話番号は「-」で繋げとか、郵便番号はそのまま入力しろとか、必須項目と任意項目の違いが分からなかったりとか、注文者住所と発送住所をそれぞれ入力しろ、送料が分からない、在庫が分からないなど、皆さんがお客様の時にイライラしたご経験があるかと思います。
挙句の果てに、送信ボタンを押したら「入力に不備があります。前の画面へ戻って修正して下さい」なので戻ったら、あれだけ時間を掛けて入力した項目が全て白紙化され最初から入力を強いられるパターン。

資料請求系や見積依頼系のホームページで多いのが、直ぐに確認したい(いますぐ客)ので、いつ返事がくるか分からないメールフォームではなく直接電話入れたいのに電話番号が書いていない。
問い合わせフォームの場合は、必須項目が多すぎるので途中で断念が典型例です。

例えば商品やサービスに関する素朴な質問があったので、合い見積依頼する前に軽く問い合せるつもりなのに、所属部署や役職を入力しろとか、住所を入力しろ、FAX番号を入力しろの会社が非常に多くありませんか?

商品発送や資料送付の為なら分かりますが、なぜ新規客からお問い合わせを受ける要件として、郵便番号や住所、電話番号、FAX番号が必要なのですか?
FAX番号を聞いて、ファックスで何かを送るのですか?
電話で外部から問い合わせが入った際、郵便番号を聞かないと電話での質問に応じないのですか?
まさにそういう状況なら、残念ながらあなたの会社のホームページではモノは売れません。
あなたの会社の申し込みフォーム入力脱落率を把握していますか?

解決策として、グーグルアナリティクスなどでコンバージョン測定すれば、申し込み歩留まりが無料で確認できます。
これも野球に例えると、真ん中絶好球を3球連続で見逃してるバッターみたいなものです。

ホームページでモノを売るための安直な解決策

3つの理由の内、1と2についてオーガニックな解決手法はSEOですが、基本的な内部SEOだけやれば十分です。
お金も掛かりませんし。

被リンク対策については相手があっての話ですので、中小企業の場合現実的でありませんし、有料リンク販売会社に毎月数万円~数十万円お金を払って幸せになったなどという話は聞いたことがありません。
(逆に不正SEOとしてペナルティを食らい不幸になった例はたまに聞きます)

よって基本的内部SEOさえ施して、あとは「リスティング広告(検索連動型広告)」で解決できます。おまじないに等しい被リンク対策に払う予算があるなら、今すぐリスティング広告へ回すべきです。

仮にあなたのホームページがベンチ入りできなくとも(理由1)、ベンチウォーマーであっても(理由2)、ショッピングモールにテナント出店したはいいが同業他社サイトの中で埋もれてる方も、リスティング広告を開始すれば監督(検索エンジンのことです)が定めた打順を無視し、いきなり代打で出場出来ます。少なくとも打席には立てます。
リスクは広告費ですが、一打席に立つ費用はグーグルなら理論上1円から。ヤフーなら9円から開始できます。

問題は理由3の「選球眼」つまり申し込みフォームの原始的瑕疵ですが、これは「エントリーフォーム最適化」という別の領域での解決となります。

当社ではエントリーフォームのアドバイスは積極的に行いますし、必要であれば修正可能も可能です。
それ専門の業者もいるようですので、お金を払い依頼する前にネットで調べて、基本情報を一通り確認することをお勧めします。
面倒であればご依頼下さい。

補足として最新のSEO

ヘッドラインタグの活用は引き続き有効ですが、「キーワードの密度」や「メタ・キーワード」については完全におまじないの領域に突入しています。
真顔でそういう事を平気でいうウェブ屋さんは警戒した方がいいかもしれません。

私どもの経験上、一番手軽で確実な内部SEOは「適切なヘッドラインタグ」と、ページごとに適切な「ページタイトル」と「ディスクリプション」を設定し、ターブルタグは極力控え、フレーム型のサイト構成はやめる。そして文字を可能な限り沢山書く。
これだけで十分ではないでしょうか?

ホームページの診断については、随時無料で承っていますので、申し込みフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい。

Category : ウェブマーケティング | マーケティング
6
2月

グーグルを騙る怪しい電話営業にご注意

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最近立て続けに周りから連絡がありましたが、「グーグル」の名前を騙る怪しい電話勧誘電話が様々な企業宛架かるそうです。

「こちらはグーグルですが、システムの変更に伴なう大切な用件で電話しました。社長様へ電話をお繋ぎ下さい」
という内容らしく、弊社経由でリスティング広告を出稿している会社さんは疑いもせず、社長へ電話を回すそうです。

電話を代わると
「グーグルのシステム変更により御社の検索順位が大きく下がっていますので、至急SEO対策をする必要があります・・」
ここで大半の人は営業電話だと気付くみたいですね。

伝聞ですから迂闊なことは書けませんが、その詐欺会社はどうも株式公開しているIT企業の模様。
サイトを拝見したところ、サイドバーに「グーグル正規代理店」のロゴが燦然と輝いていて、椅子から転げ落ちそうになりました。。

真面目な話、電話勧誘営業は「特商法」という法律でルールが定められており、電話の冒頭で「社名」「用件」を予め名乗らなければならないのですが、残念なことに「対個人限定」の法律で、B2Bは対象外なんですよね。
いずれにせよグーグル自体が名前を騙られている訳ですので、何か対策講じた方がいいと思います。

Category : ウェブマーケティング | 怪しいインターネット屋
13
1月

ホームページのリースは100%詐欺です

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最近よく相談されますが、ホームページのリースは100%詐欺です。
名刺のリースがありますか?
パンフレットのリースがありますか?

仄聞ながらよく聞く金額は100万円~300万円。
リース会社を欺くツールはアクセス解析ソフトが多いみたいですね。
(アクセス解析ソフトのリース扱い)

リース物件は所有権がリース会社へ留保されます。
貴社の経営状態や契約に瑕疵が生じた際、リース会社は当該物件を引き上げ、転売措置や再リースするのがセオリーですが、貴社のホームーページを誰に転売するのですか?
貴社のホームーページの「所有権がリース会社にある」というのは子供でも分かる詐欺です。
大半がアフターフォローもメチャクチャみたいで間違いなくトラブルに発展しますので、不審な際はリース会社へ直接確認するのがいいでしょう。
ホームーページ作成代金払いで難儀するのならクレジット契約で。
(探せば対応する先もあります)
税法上、損金で落としたいのなら、そもそも数百万円お金を払って中小企業のホームーページの作成など依頼してはダメです。
相見積もりすれば10分の1の価格で作成する先が山ほどありますよ。

参考に、2010年1月10日付け毎日新聞の記事をご紹介します。
この事件の被害地は宇治市ですが、全国の主要都市全域で同様の被害が続出しています。
上場会社でも平気でホームーページリース商法している先があります。
顧客のIT無知に付け込む悪徳商法。情けない限りです。

Category : ウェブマーケティング | 怪しいインターネット屋